「サーモン配合」「サーモン&ポテト」。ペットショップの棚で魚のイラストが入った袋を手に取ったものの、いつものチキンのフードと何が違うのか、うちの子に合うのかがわからない。そんなふうに迷っている飼い主さんは少なくないはずです。魚のフードは「皮膚や毛並みにいいらしい」「アレルギーの子向けらしい」といったイメージが先に立ちやすく、どこを見て選べばいいのかが見えにくいジャンルでもあります。
先に結論を言うと、サーモンドッグフードを選ぶときに見るべきなのは、袋の表の商品名や写真ではなく、裏面の「目的(総合栄養食かどうか)」「原材料の並び順」「保証分析値」の3か所です。名前にサーモンと付いていても、原材料欄でサーモンが先頭にあるとは限りませんし、毎日の主食として使えるかどうかは目的の表示で決まります。サーモンだからアレルギーが起きない、ということもありません。
この記事では、ペットフード公正取引協議会・環境省・農林水産省の資料と、文部科学省の日本食品標準成分表をもとに、サーモンの栄養の中身、表示の読み方、アレルギーやグレインフリーとの関係、切り替えと保存のコツまでを「なぜそうなるのか」から解説します。特定ブランドのおすすめではなく、どの袋を手に取っても自分で判断できる読み方をお伝えします。
・サーモンドッグフードを主食にできるかは「総合栄養食」表示で決まる理由
・原材料欄と保証分析値から、サーモンがどれだけ入っているかを読むコツ
・成分表で見るサーモンのたんぱく質・EPA・DHAの量と、その数字の正しい読み方
・アレルギー・グレインフリー・生のサーモンのトッピングで気をつけたいこと
サーモンドッグフードとは?最初に袋の「目的」欄を見るべき理由

サーモンドッグフードは、サーモン(鮭)を原材料に使ったドッグフードの総称で、法律や規約上の特別な区分があるわけではありません。だからこそ、最初に確認したいのは「サーモンかどうか」より「何の目的で作られたフードか」です。ここを飛ばすと、栄養バランスの面で思わぬ遠回りをします。
毎日の主食にできるのは「総合栄養食」と書かれた袋だけ
毎日のごはんとしてサーモンのフードを使いたいなら、パッケージに「総合栄養食」と書かれているものを選ぶのが基本です。環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」では、総合栄養食を「毎日の主要な食事として与えることを目的とし、新鮮な水と一緒に与えることで犬や猫の健康を維持できるように栄養バランスが整えられています」と説明しています。
なぜ目的の表示がそこまで大事なのかというと、ペットフードは目的によって満たすべき条件そのものが違うからです。ペットフード公正取引協議会は、使用目的によって消費者に必要な情報が異なるため、公正競争規約で使用目的ごとにペットフードを分類し、表示すべき項目を定めていると説明しています。つまり、同じ「サーモン」の名前が付いていても、総合栄養食とそれ以外では、そもそも役割が違う商品なのです。
やりがちなのは、魚の写真が大きく載った袋を見て「これを主食にしよう」と決めてしまうケースです。ところが裏面を見ると総合栄養食の表示がなく、おかずやおやつとして作られた商品だった、ということは珍しくありません。
確認する場所は、パッケージ裏面の表示欄にある「目的」の項目です。「総合栄養食」の文字があるかを最初に見て、なければ主食以外の使い方を前提に考えましょう。

「一般食」「副食」と書かれたサーモン缶はおかず扱い
サーモンの缶詰やレトルトで「一般食(おかずタイプ)」「副食」と書かれているものは、主食ではなく、ごはんに添えるおかずとして使うものです。環境省のガイドラインでは、総合栄養食・療法食・間食のいずれにも当てはまらないものを「その他の目的食」と総称し、総合栄養食ではない缶詰やレトルトフード、栄養補給のサプリメント、食欲増進や特定の栄養成分の補給を目的としたものなどがこれに当たるとしています。パッケージには「副食」「一般食(おかずタイプ)」「栄養補完食」などと記載されている、とも説明されています。
理由はシンプルで、その他の目的食は、それだけで必要な栄養がまかなえるように作られているわけではないからです。香りや食感で食欲を引き出す、特定の栄養を足す、といった目的に特化しています。
失敗しやすいのは、食いつきが落ちたときにサーモンの一般食缶だけを与え続けてしまうパターンです。犬は喜んで食べても、栄養の面では偏りが出やすくなります。「よく食べる=栄養が足りている」ではない、という点は覚えておきたいところです。
使うなら、総合栄養食のフードに少量のせるトッピングとして取り入れるのが基本です。その分だけ主食の量を調整し、全体の量が増えすぎないようにしましょう。
療法食のサーモンは獣医師の管理下で使うもの
サーモンを使ったフードの中には「療法食」と書かれたものもありますが、これは飼い主が自分の判断で選ぶフードではありません。環境省のガイドラインでは、療法食を「犬や猫の疾病の治療などの際に栄養学的なサポートをするために、治療の内容に合わせてフードの栄養成分を調整し、治療を補助する目的で与えるフード」とし、使用は獣医師の管理の下に行われると説明しています。
療法食は、特定の状態に合わせて栄養成分をあえて調整しています。健康な犬に与えると、その調整が逆に合わない方向に働くこともあるため、「体に良さそうだから」という理由で選ぶものではないのです。
ありがちなのは、通販サイトで「皮膚」「アレルギー」などの言葉と一緒に表示された療法食を、普通のサーモンフードと同じ感覚で購入してしまうケースです。目的の表示を見落とすと、こうした取り違えが起きます。
療法食と書かれた商品は、かかりつけの獣医師に指示された場合に、指示どおりの量と期間で使うもの、と覚えておけば十分です。この記事では療法食の選び方には触れず、総合栄養食を中心に話を進めます。
ドライ・セミモイスト・ウェットの3区分でも性格が変わる
目的とは別に、フードは水分の量によっても性格が変わります。環境省のガイドラインでは、水分含量によってドライタイプ・セミモイストタイプ(ソフトドライタイプ)・ウェットタイプの3区分が示されています。サーモンのフードも、この3区分のどれに当たるかで、扱い方が大きく違ってきます。
なぜかというと、水分が多いほど開封後に傷みやすく、保存できる期間が短くなるからです。同じサーモン入りでも、ドライタイプは袋を閉じて常温で保存できますが、ウェットタイプは開封したらその日のうちに使い切るのが目安になります(詳しくは後半の保存の章で解説します)。
やりがちなのは、「サーモンのウェットフードのほうが食いつきがいいから」と大きな缶をまとめて開け、数日かけて与えてしまうことです。水分の多いフードは保存の前提がドライとは違うため、使い切れる量のサイズを選ぶことが先決です。
選ぶときは、目的(総合栄養食かどうか)と水分のタイプ(ドライかウェットか)をセットで確認しましょう。毎日の主食はドライの総合栄養食、トッピングにウェットの一般食、というように役割を分けると管理しやすくなります。
| 分類 | 目的 | 主食にできるか | パッケージでの見え方 |
|---|---|---|---|
| 総合栄養食 | 毎日の主要な食事 | できる(新鮮な水と一緒に) | 「総合栄養食」と表示 |
| 療法食 | 治療の栄養学的サポート | 獣医師の管理の下で使う | 「療法食」と表示 |
| 間食 | おやつ・ごほうび・コミュニケーション | できない | 1日に与えてよい量・回数を記載 |
| その他の目的食 | 食欲増進・特定成分の補給など | できない | 「副食」「一般食(おかずタイプ)」「栄養補完食」など |
出典:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」をもとに犬ごはんノート作成
その他の目的食=総合栄養食・療法食・間食のどれにも当てはまらないフードの総称。「一般食」はこの中の一種で、パッケージでは「副食」「一般食(おかずタイプ)」「栄養補完食」などと書かれます。サーモン缶やサーモンのレトルトはこの分類であることが多いので、目的欄で確認しましょう。
名前に「サーモン」とあっても主原料とは限らない?原材料欄の読み方
袋の表に大きく「サーモン」と書いてあると、中身の大半がサーモンのように感じます。ところが、どのくらいサーモンが使われているかは、表の名前ではなく裏の原材料欄を見ないとわかりません。ここでは原材料欄と、法律で義務づけられた表示の読み方を整理します。
原材料は使用量の多い順に並ぶ、だから「先頭」を見る
サーモンがどれだけ入っているかの手がかりは、原材料欄の並び順です。ペットフードの公正競争規約では、原材料は使用量の多い順に記載し、添加物は最後に書くルールになっています。つまり、原材料欄の先頭に近いものほど多く使われている、と読めるわけです。
この並び順を知っておくと、商品名の印象に引っ張られずに済みます。たとえば商品名が「サーモン&ポテト」でも、原材料欄の先頭が別の肉類や穀類で、サーモンが3番目や4番目に出てくる、という書き方もありえます。名前は商品のコンセプトを表していても、配合の多さまでは約束していないのです。
やりがちな失敗は、「チキンが合わない子だから魚のフードに替えよう」と考えてサーモンのフードを選んだのに、原材料欄を見たらチキン由来の原材料も入っていた、というケースです。特定の原材料を避けたい理由があるときほど、先頭だけでなく最後まで目を通す必要があります。
コツは、原材料欄を上から順に読み、サーモン以外の動物性の原材料がどこに何種類出てくるかを確認することです。気になる原材料がある場合は、先頭だけ見て判断しないようにしましょう。
「サーモン」と「サーモンオイル」は別の原材料として読む
原材料欄に「サーモン」という文字があっても、それが身なのか油なのかで意味は変わります。原材料欄には「サーモン」のほか、「サーモンオイル」「魚油」のように、同じ魚由来でも別の名前で書かれるものがあり、それぞれ別の原材料として並びます。
なぜここを分けて読むべきかというと、身は主にたんぱく質の供給源になり、油は脂質の供給源になるからです。たんぱく源としてサーモンを期待しているのに、実際にはサーモンが油として少量使われているだけ、ということもありえます。
よくあるのは、「サーモンオイル配合」という表の表記を見て、サーモンが主要なたんぱく源のフードだと思い込んでしまうケースです。油として配合されている場合、原材料欄での位置は後ろのほうになることも多く、たんぱく源としての役割は別の原材料が担っています。
チェックのポイントは、原材料欄で「サーモン」という文字が単独で出てくる位置と、「オイル」「油」が付いた形で出てくる位置を分けて見ることです。どちらも書かれている場合は、身と油の両方が使われていると読めます。
法律で必ず書かれる5項目を最初に確認する
原材料欄を読む前提として、そもそも表示が正しくそろっているかを確認しておくと安心です。ペットフード安全法では、犬と猫のペットフードに「名称・賞味期限・原材料名・原産国名・事業者名及び住所」の5項目の表示が義務づけられています。環境省のペットフード安全法のページでも、消費者に適切かつ十分な情報を提供するために、製造業者名や賞味期限などの表示が義務づけられると説明されています。
この5項目がそろっていることは、流通しているペットフードとしての最低限の条件です。輸入品のサーモンフードでも、日本で販売されるなら日本語でこれらが表示されている必要があります。
失敗しやすいのは、個人輸入や海外の通販で購入した商品で、日本語の表示を確認しないまま与え始めてしまうケースです。原材料名や賞味期限を読めなければ、判断材料そのものがありません。
コツは、裏面を見たら「名称・賞味期限・原材料名・原産国名・事業者名及び住所」がそろっているかをざっと確認し、そのうえで目的と原材料の並びを読む、という順番にすることです。原産国名も、サーモンの産地ではなく最終加工をした国が書かれている点に注意しましょう。
表の写真だけで選ぶと起きる「思っていたのと違う」問題
ここで、サーモンドッグフード選びでいちばん多い失敗パターンを整理しておきます。それは、パッケージの表の写真やキャッチコピーだけで選んでしまい、裏面の表示を読まないことです。
原因は、表面の情報と裏面の情報の役割が違うことにあります。表面は商品の魅力を伝える場所で、裏面は義務表示や規約にもとづく表示を並べる場所です。サーモンの切り身の写真が大きく載っていても、それは配合の多さを示すものではありません。
具体的には、「主食用に買ったのに一般食だった」「魚だけのつもりが鶏由来の原材料も入っていた」「油として少し入っているだけだった」という3つのズレが起きがちです。どれも裏面を1分見れば防げるものです。
対策は、店頭でも通販でも、裏面の表示(通販なら商品ページの原材料・成分の欄)を必ず確認する習慣をつけることです。通販サイトで表示が画像になっていて読めない場合は、メーカー公式サイトで同じ商品の表示を確認しましょう。
原因:商品名は配合量を約束していないのに、「サーモン」の文字と写真で主原料だと思い込む。
対策:裏面で①目的が「総合栄養食」か、②原材料欄でサーモンが何番目か、③サーモン以外の動物性原材料が入っていないか、の3点を確認してから選びます。
サーモンの栄養は何が特徴?成分表で見るたんぱく質とEPA・DHA

サーモンのフードが選ばれる理由のひとつが、魚ならではの脂肪酸です。ただ、「オメガ3が豊富」という言葉だけではどのくらいなのかがわかりません。ここでは文部科学省の日本食品標準成分表の数値を使って、サーモンの栄養を具体的に見ていきます。
しろさけ(生)はたんぱく質22.3gの高たんぱく食材
サーモンは、たんぱく質をしっかり含む食材です。日本食品標準成分表によると、しろさけ(生)は可食部100gあたりエネルギー124kcal、たんぱく質22.3g、脂質4.1g、水分72.3gです。
犬にとってたんぱく質は、体をつくる材料として欠かせない栄養素です。サーモンがフードの原材料として使われるのは、こうした高たんぱくの動物性原材料だからです。一方で、脂質は4.1gと、脂の多い食材というほどではありません。
ここで注意したいのは、サーモンとして流通する魚には種類がいくつかあり、種類や部位によって数値は変わるという点です。成分表の「しろさけ(生)」は、日本で一般的な鮭の一例として見るのが適切で、フードに使われているサーモンがこの数値どおりというわけではありません。
もうひとつ見落としやすいのが、水分72.3gという数字です。生のサーモンは重さの大部分が水分なので、同じ重さでも乾燥させたドライフードとはたんぱく質の濃さが違って見えます。生の切り身とフードの数値を、重さだけで単純に並べないようにしましょう。
脂質4.1gのうちn-3系脂肪酸は0.92g
サーモンの脂の特徴は、n-3系(オメガ3系)の多価不飽和脂肪酸を含むことです。日本食品標準成分表の脂肪酸の表では、しろさけ(生)の可食部100gあたり、n-3系多価不飽和脂肪酸は0.92gとなっています。
脂質全体が4.1gなので、脂のうち一定の割合をn-3系が占めていることになります。これが「魚のフードはオメガ3を含む」と言われる根拠です。n-3系の脂肪酸は肉類の脂にはあまり多くないため、魚を原材料に使う意味のひとつになっています。
ただし、ここで飛びつきやすいのが「オメガ3が入っているから涙やけや皮膚トラブルが治る」という考え方です。脂肪酸の量がわかっても、それが特定の症状を改善するかどうかは別の話で、フードの表示や成分表の数値からは判断できません。皮膚や目元の様子が気になるときは、フードで解決しようとせず、獣医師に相談するのが近道です。
コツは、「サーモンにはn-3系脂肪酸が含まれる」という事実と、「それで何かが治る」という期待を切り分けて考えることです。フード選びではあくまで原材料の特徴のひとつとして捉えましょう。
EPA240mg・DHA460mgは魚の油に多い脂肪酸
n-3系脂肪酸の中でも、よく名前を聞くのがEPA(エイコサペンタエン酸、成分表の表記ではイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)です。日本食品標準成分表では、しろさけ(生)の可食部100gあたり、EPAが240mg、DHAが460mgとされています。
EPAとDHAは、海水魚の魚油に多く含まれる脂肪酸とされています。サーモンのフードで「EPA・DHA」の文字をよく見かけるのは、魚由来の原材料を使っていることの特徴として打ち出しやすいからです。
やりがちなのは、パッケージの「EPA・DHA配合」という表記を見て、どのくらい入っているかを確認しないまま選んでしまうことです。配合されていることと、どの程度の量が入っているかは別の情報です。量を書いていない商品も多く、表記だけで商品同士の優劣はつけられません。
見るポイントは、保証分析値や成分表示の欄に、EPAやDHA、オメガ3脂肪酸の値が個別に書かれているかどうかです。書かれていれば比較の材料になりますが、書かれていなければ、原材料欄でサーモンやサーモンオイルがどの位置にあるかから推し量るしかありません。
実は、成分表の数字はそのままフードの中身ではない
意外と知られていないけれど、ここまで紹介した成分表の数値は「生のサーモンそのもの」の値で、サーモンドッグフードに含まれる量ではありません。この区別をしないと、フードの栄養を大きく見誤ります。
理由は2つあります。ひとつは、フードは複数の原材料を混ぜて作るため、サーモンはその一部にすぎないこと。もうひとつは、加工の過程で水分が抜けたり、ほかの原材料と合わさったりして、生の状態とは成分の比率が変わることです。成分表の「EPA240mg・DHA460mg」は、あくまでサーモンの切り身100gあたりの話です。
よくある誤解は、比較サイトなどで見た「サーモンにはDHAが〇〇mg」という数字を、そのままフードの効果のように受け取ってしまうことです。食材の栄養とフードの栄養は、別々の数字として読む必要があります。
フードそのものの栄養を知りたいときは、パッケージの保証分析値と、メーカー公式サイトの成分情報を見ましょう。成分表の数値は、「サーモンという原材料はこういう性質を持っている」と理解するための背景知識として使うのがちょうどいい距離感です。
| 項目 | 可食部100gあたり | フード選びでの見方 |
|---|---|---|
| エネルギー | 124kcal | 生の切り身の値。トッピング時の目安に |
| たんぱく質 | 22.3g | 動物性たんぱく源としての性質 |
| 脂質 | 4.1g | フードの脂質は保証分析値で確認 |
| 水分 | 72.3g | ドライフードとは重さの意味が違う |
| n-3系多価不飽和脂肪酸 | 0.92g | 魚を原材料に使う特徴のひとつ |
| EPA(イコサペンタエン酸) | 240mg | フードの含有量は別途表示を確認 |
| DHA(ドコサヘキサエン酸) | 460mg | フードの含有量は別途表示を確認 |
出典:文部科学省「日本食品標準成分表」しろさけ(生)の値をもとに犬ごはんノート作成
| 分類・主な役割 | 魚介類(さけ・ます類)。フードでは身がたんぱく源、サーモンオイルが脂質源として使われる |
| 栄養成分の目安 | しろさけ(生)可食部100gあたり たんぱく質22.3g・脂質4.1g・EPA240mg・DHA460mg |
| 与えるときの注意 | 魚肉もアレルゲンになりうる。家庭でトッピングするなら味付けなし・骨を除き・加熱したものを少量 |
| 向いている犬・場面 | たんぱく源のバリエーションを増やしたい、魚の香りで食いつきを変えたいとき(主食は総合栄養食で) |
袋の裏の「成分値」はどう読む?「以上」「以下」の意味と比べ方
原材料欄と並んで大事なのが、保証分析値(成分値)の欄です。サーモンのフード同士、あるいはチキンのフードとサーモンのフードを比べるとき、ここを正しく読めるかどうかで判断の精度が変わります。
保証分析値は必ず5項目が並ぶ
保証分析値には、決まった5つの項目が並びます。ペットフード公正取引協議会の説明では、成分はたんぱく質・脂質・粗繊維・灰分・水分について、保証し得る値を重量百分比(%)で記載するとされています。
この5項目がそろっているのは、フードの栄養の大枠を消費者が同じ物差しで比べられるようにするためです。どのメーカーの商品でも同じ項目が並ぶので、サーモンのフードとチキンのフードを横に並べて比較できます。
やりがちなのは、パッケージのうたい文句(「高たんぱく」「低脂肪」など)だけを見て、保証分析値の実際の数字を確認しないことです。言葉の印象と数値が一致しているとは限らないので、比べるなら数字どうしで比べるのが確実です。
コツは、保証分析値の欄を見たら、まず5項目がそろっているかを確認し、次にたんぱく質と脂質の値を見ることです。粗繊維や灰分は、ほかの製品と比べて極端に違わないかを見る程度で構いません。
たんぱく質・脂質の「以上」は最低保証の値
たんぱく質と脂質の数値には「以上」が付きます。公正取引協議会の説明でも、たんぱく質・脂質は「以上」を付けて表示するとされています。これは「少なくともこれだけは入っている」という最低保証の値です。
なぜ最低保証なのかというと、原材料は天然のものなので、ロットによって成分に多少のばらつきが出るからです。メーカーは、ばらつきがあっても下回らない値を「以上」として表示しています。実際の含有量は、表示された数値より多い可能性があります。
ここでよくある誤解は、「たんぱく質〇%以上」の数値を、その製品のたんぱく質の正確な量だと受け取ってしまうことです。2つの製品で数値が近いときは、実際の差はもっと小さい、あるいは逆転している可能性もあります。わずかな差で優劣を決めないほうが賢明です。
比べるときは、数値の大小を大まかな傾向として見るのがコツです。サーモンのフードでたんぱく質と脂質の両方が高めなら、エネルギーも高めになりやすいので、給与量の表を合わせて確認しましょう。
粗繊維・灰分・水分の「以下」は上限の値
粗繊維・灰分・水分には「以下」が付きます。こちらは「これより多くは入っていない」という上限の値です。公正取引協議会も、粗繊維・灰分・水分は「以下」を付けて表示するとしています。
灰分は、フードを燃やしたときに残るミネラル分のことで、魚を骨ごと使った原材料などでは値が変わることがあります。粗繊維は主に植物由来の繊維の量の目安です。どちらも「以下」なので、実際の量はそれより少ない可能性があります。
失敗しやすいのは、「灰分」という聞き慣れない言葉を見て、何か悪いものが入っていると心配してしまうことです。灰分はミネラルの総量を示す項目で、それ自体が悪い成分というわけではありません。過度に神経質になる必要はありませんが、健康上の理由で特定のミネラルを管理している場合は、獣医師の指示に従いましょう。
読み方のポイントは、「以上」の項目と「以下」の項目で意味が逆になっていることを押さえておくことです。これを知っているだけで、保証分析値の表がずっと読みやすくなります。
水分が違うフードは数字の見た目で比べない
保証分析値でいちばん見誤りやすいのが、ドライフードとウェットフードの比較です。水分の量が大きく違うフードどうしを、たんぱく質の%の数字だけで並べると、正しい比較になりません。
理由は、%の値が水分も含めたフード全体の重さに対する割合だからです。水分が多いウェットフードは、同じ量のたんぱく質を含んでいても、全体が水で薄まっているぶん%の数字は小さく見えます。生のサーモンの成分でも、水分72.3gに対してたんぱく質22.3gという関係でした。
やりがちなのは、サーモンのウェットフードとドライフードを見比べて、「ウェットはたんぱく質が少ない」と判断してしまうケースです。実際には、水分を除いた中身で比べると差が小さい、ということもあります。
コツは、比較するならドライどうし、ウェットどうしと、同じタイプのフードで比べることです。タイプの違うフードを組み合わせて使う場合は、それぞれの給与量の表に従い、全体の量が増えすぎないよう調整しましょう。
保証分析値は「たんぱく質・脂質=以上(最低保証)」「粗繊維・灰分・水分=以下(上限)」と読みます。数値のわずかな差で優劣を決めず、比べるときはドライどうし・ウェットどうしで。フードの栄養は成分表の生のサーモンの数値ではなく、この欄で確認します。
「無添加」「ナチュラル」と書かれたサーモンフードは何が違う?
サーモンのフードには「無添加」「ナチュラル」といった言葉がよく並びます。どちらも安心感のある言葉ですが、表示できる条件は決まっています。言葉の意味を知っておくと、パッケージの読み方がぐっと具体的になります。
「無添加」は「何が無添加か」の併記が条件
「無添加」という表示は、何でも入っていないという意味ではありません。ペットフード公正取引協議会の特定用語の表示ルールでは、「無添加」「不使用」などの用語は、無添加である原材料名等が明確に併記され、かつその原材料が製造工程で一切使用されていない等の基準を満たす場合に限り表示できるとされています。
つまり、「無添加」とあるなら、その近くに「着色料無添加」「〇〇不使用」のように、何が入っていないのかが書かれているはずです。書かれていない「無添加」の文字だけを見て、添加物がまったく入っていないと思い込むのは早計です。
やりがちなのは、「無添加サーモン」という大きな文字だけで選び、原材料欄の最後にある添加物を確認しないケースです。特定の添加物だけが不使用で、ほかの添加物は使われている、ということは表示ルールの上でも十分ありえます。
コツは、「無添加」の文字を見つけたら、すぐ近くにある「何が」の部分を読むことです。そのうえで原材料欄の後ろのほうを見て、どんな添加物が使われているかを確認しましょう。

「ナチュラル」は化学的合成物と着色料を使っていないことが条件
「ナチュラル」の表示にも条件があります。公正取引協議会の表示ルールでは、ナチュラルと表示できるのは化学的合成物および着色料を使っていないものに限られます。総合栄養食などでは、ビタミン・ミネラル・アミノ酸類の化学合成物について例外の条件がありますが、その場合でも、油脂の酸化防止にエトキシキン・BHA・BHT等の合成の酸化防止剤を使っていないことが必要とされています。
ここでビタミンやミネラルに例外があるのは、総合栄養食が栄養のバランスを満たすために、これらを補う必要がある場合があるからです。ナチュラル表示でも、原材料欄にビタミン類やミネラル類が並んでいることがあるのはこのためです。
誤解しやすいのは、「ナチュラル」を「原材料がすべて天然のまま」「加工していない」という意味で受け取ってしまうことです。表示の条件は、あくまで化学的合成物や着色料、合成の酸化防止剤の使用に関するものです。
チェックのポイントは、ナチュラル表示のフードでも原材料欄を最後まで読み、酸化防止に何が使われているかを確認することです。天然由来の酸化防止剤の名前が書かれていることもあります。
合成酸化防止剤には法律の上限がある
「合成の酸化防止剤が入っていると危ないのでは」と心配になる方もいるかもしれません。ここは法律で上限が決められています。農林水産省の資料によると、ペットフード安全法の成分規格では、エトキシキン・BHT・BHAの合計量の上限値が150µg/gとされ、犬用ではエトキシキン単独で75µg/g以下とされています。
酸化防止剤が使われるのは、フードに含まれる油脂の酸化を防ぐためです。魚の油を含むサーモンのフードでも、油脂の品質を保つために何らかの酸化防止の工夫がされています。
やりがちなのは、合成酸化防止剤の名前を見ただけで「このフードは避けるべき」と決めつけてしまうことです。国内で流通するフードは、法律の上限を守ることが前提になっています。一方で、合成酸化防止剤を使っていないことを重視したいなら、それも選び方のひとつです。
大切なのは、好みで選ぶ場合でも「危険か安全か」の二択で考えないことです。原材料欄で酸化防止に何が使われているかを見て、納得できるものを選びましょう。
無添加=何が無添加かを明確に併記し、その原材料を製造工程で使っていないなどの基準を満たす場合に限り表示できる用語。
ナチュラル=化学的合成物と着色料を使っていないものに限り表示できる用語(総合栄養食等はビタミン・ミネラル・アミノ酸類に例外条件があり、その場合も合成の酸化防止剤は不使用が条件)。
サーモンならアレルギーに安心?グレインフリーとの関係も整理
「チキンでかゆがるからサーモンに替えたい」「グレインフリーのサーモンフードが気になる」。サーモンのフードを探す理由として、アレルギーやグレインフリーを挙げる飼い主さんは多いです。ここは誤解が多い部分なので、一次情報の表現に沿って整理します。
食物アレルギーは主にたんぱく質への過剰な免疫反応
犬の食物アレルギーは、特定の食材そのものが悪いというより、体の反応の問題です。埼玉県獣医師会は、犬の食物アレルギーを「食物中の主にタンパク質(食物抗原)に対する過剰な免疫反応」と説明しています。
ここで大事なのは、アレルギーの原因になりうるのは食材の中の主にたんぱく質だという点です。同じ獣医師会の説明では、肉類(家畜・家禽・魚肉を含む)のほか、大豆や小麦、米、トウモロコシ、ジャガイモデンプンなどの植物に含まれるたんぱく質による食物アレルギーも起こっているとされています。
やりがちなのは、「穀物が悪い」「チキンが悪い」とひとつの食材に原因を決めつけ、自己判断でフードを次々に替えていくことです。どのたんぱく質に反応しているかは、見た目の症状だけではわかりません。
フードを替える理由が「アレルギーが心配」なら、まずはどんな症状があるのかを整理しておくことがスタートです。そのうえで、原因の見極めは獣医師と相談しながら進めるのが確実です。
実は魚肉もアレルゲンになりうる、サーモンだから安心ではない
「魚はアレルギーが起きにくい」というイメージを持たれがちですが、前の項目で見たとおり、獣医師会の説明ではアレルゲンになりうる食材として魚肉もはっきり挙げられています。サーモンだからアレルギーが起きない、とは言えません。
それでもサーモンのフードがアレルギー対策の文脈で語られるのは、それまで食べたことのないたんぱく源に切り替える、という考え方があるからです。つまり、ポイントは「サーモンであること」ではなく、「その犬にとって新しいたんぱく源かどうか」です。すでにサーモンを長く食べている犬なら、サーモンに替えても意味は変わってきます。
よくあるのは、サーモンのフードに替えたのに、原材料欄を見たら以前と同じ肉類や穀類が含まれていた、というケースです。これではたんぱく源を替えたことになりません。原材料を最後まで読むことが、ここでも重要になります。
サーモンのフードをアレルギー対策として考えるなら、今までのフードと原材料欄を並べて、重なっているたんぱく源がないかを確認しましょう。ただし、それで判断を完結させず、獣医師に相談することが前提です。
グレインフリーのサーモンフードとFDAの調査
サーモンのフードには「グレインフリー(穀物不使用)」をうたうものも多くあります。グレインフリーは、先ほどの目的別の4分類とは別の話で、総合栄養食かどうかを示す表示ではありません。
グレインフリーをめぐっては、米国FDA(食品医薬品局)が2018年7月、遺伝的要因のない犬の拡張型心筋症(DCM)と、えんどう豆・レンズ豆などの豆類を高い割合で含むフード(多くは「グレインフリー」と表示)との潜在的な関連について注意喚起を発表しました。その後FDAは、有害事象報告の件数だけでは因果関係を証明するのに十分なデータではないとしており、2022年12月23日時点で直接の因果関係は証明されていません。
ここでやりがちなのは、「グレインフリー=体にいい」「グレインフリー=危ない」のどちらかに振り切ってしまうことです。現時点でわかっているのは、関連が調べられたが因果関係は示されていない、というところまでです。
気になる場合は、グレインフリーのサーモンフードの原材料欄で、豆類がどの位置にどれだけ並んでいるかを確認しましょう。心臓の状態について不安があるときは、フードの判断も含めて獣医師に相談するのが安心です。

かゆみや便の変化が続くときは自己判断で替え続けない
食物アレルギーが疑われるときの症状として、埼玉県獣医師会は、顔(眼・口の周り)、肛門周囲、わきの下、背中、手足の先のかゆみや皮膚炎、外耳炎、慢性的で繰り返す下痢や嘔吐を挙げています。これらはフード以外の原因でも起こりうるため、症状だけで食物アレルギーと決めつけることはできません。
フードを替えて様子を見たくなる気持ちは自然ですが、原因がフードではない場合、替え続けても改善は期待できません。むしろ、次々にたんぱく源を替えることで、あとから原因を見極めるのが難しくなることもあります。
ありがちなのは、かゆみが出るたびにフードを替え、サーモン、ラム、ダックと短期間で渡り歩いてしまうケースです。どのフードで何が起きたのかを記録していないと、獣医師に相談するときの手がかりも残りません。
食欲や便の様子、かゆがる場所がいつもと違う状態が続くときは、獣医師に相談しましょう。その際、今までに与えたフードの商品名と原材料欄の写真を持っていくと、相談がスムーズに進みます。
サーモンドッグフードへの切り替えと保存、生鮭トッピングで失敗しないコツ
選ぶフードが決まったら、次は与え方です。切り替えの進め方、開封後の保存、家庭の鮭をトッピングするときの注意は、どれも「なぜそうするのか」を知っておくと失敗が減ります。
切り替えは1〜2週間かけて少しずつ混ぜる
今のフードからサーモンのフードに替えるときは、一度に全部を入れ替えず、時間をかけて混ぜる割合を増やしていくのが基本です。環境省のガイドラインでは、フードを変えるときは犬の状態を見ながら1〜2週間かけて新しいフードの割合を徐々に増やしていくよう案内しています。
急な切り替えを避けるのは、原材料や成分のバランスが変わると、体が新しいフードに慣れるまでに時間がかかることがあるからです。たんぱく源がチキンからサーモンに変わる、脂質の量が変わる、といった変化が一度に来ると、便の状態が乱れやすくなります。
やりがちなのは、前のフードがちょうどなくなったタイミングで、翌日から新しいサーモンのフードだけにしてしまうことです。切り替えを計画するなら、前のフードが少し残っているうちに新しいフードを用意しておきましょう。
コツは、便の様子と食欲を毎日見ながら進めることです。途中で便がゆるくなったら、割合を増やすのをいったん止め、前の割合に戻してから再開するくらいのゆとりを持ちましょう。
開封後の使用期限はタイプで変わる
サーモンのフードも、開封後の使用期限の目安はタイプによって違います。環境省のガイドラインでは、ドライフード・ソフトドライフードは開封後約1か月、セミモイストフードは開封後2週間程度、ウェットフードは開封後1日が目安とされています。
保存の方法もタイプで変わります。ドライフードは袋をしっかり閉じ、直射日光が当たらず温度・湿度が低い場所で常温保存し、冷蔵庫には入れません。冷蔵庫から出し入れすると結露し、カビの原因になるためです。セミモイストフードは袋を閉じて冷蔵庫で保存します。ウェットフードは別の容器に移して冷蔵し、その日のうちに使い切るのが基本で、1日以上保存したい場合は冷凍しておき、与えるときに解凍する方法もあります。
やりがちなのは、お得だからと大袋のドライフードを買い、開封後約1か月を過ぎても使い続けてしまうことです。小型犬ほど1日の量が少ないので、大袋だと使い切るまでに時間がかかります。
購入するときは、開封後約1か月で使い切れる量かどうかを、パッケージの給与量の表から逆算して袋のサイズを選びましょう。
家庭の鮭をトッピングするなら「加熱・骨なし・味付けなし」
サーモンのフードを使うのとは別に、家庭の鮭をトッピングしたいと考える方もいるでしょう。その場合は、生のまま与えず、しっかり加熱したものを使うのが基本です。
理由のひとつが寄生虫です。厚生労働省のアニサキスによる食中毒予防のリーフレットでは、予防方法として加熱(60℃で1分、70℃以上)と冷凍(-20℃で24時間以上)が示されています。リーフレットで例示されている魚はサバ、サンマ、カツオ、イナダ、イワシ、アジ、イカなどで、これは人の食中毒予防の目安であり、犬用の基準として示された数値ではありません。また、多くの寄生虫は-20℃以下で48時間以上の冷凍でも死滅するものの、種類によっては生存する場合があるとされています。家庭で犬に与えるなら、中心までしっかり火を通すのが確実です。
骨は取り除いて身だけを使い、塩鮭のような人間用の味付けがされたものは避け、味付けなしの鮭を使いましょう。トッピングはおやつと同じく、1日に必要なエネルギー量の20%以内を目安にし、与えた分だけ主食の量を減らすよう環境省のガイドラインでも案内されています。
原因:「人が食べられるものだから犬にも大丈夫」と考え、生のまま、または味付けされたまま与えてしまう。
対策:味付けなしの鮭を使い、骨を取り除いて中心まで加熱します。量はトッピングも含めて1日に必要なエネルギー量の20%以内を目安にし、そのぶん主食を減らします。
飼い主のタイプ別、サーモンのフードの取り入れ方
サーモンのフードの使い方は、飼い主さんの目的によって変わります。
まず、「毎日の主食をサーモンにしたい」という方は、総合栄養食と表示されたドライタイプを選び、原材料欄の先頭にサーモンがあるかを確認しましょう。給与量はパッケージの表に従いますが、この表は多くの場合、今の体重ではなく理想体重を基準にしています。環境省のガイドラインでは、安静時のエネルギー要求量(RER)を「体重(kg)×30+70」という簡易式で計算でき(体重2〜45kgの場合のみ)、1日当たりのエネルギー要求量(DER)はRERに成長段階や活動量による係数をかけて求めると説明しています。
次に、「食いつきを変えたい」という方は、今の総合栄養食はそのままに、サーモンの一般食や加熱した鮭を少量のせる方法が向いています。主食を丸ごと替えるより、切り替えの負担が少なくて済みます。
「アレルギーが気になって魚に替えたい」という方は、前のフードと原材料欄を並べて、たんぱく源が重なっていないかを確認したうえで、獣医師に相談しながら進めましょう。
まとめ
サーモンドッグフードは、サーモンという原材料の特徴を持ったフードですが、選び方の基本はほかのフードと変わりません。袋の表の「サーモン」という名前や魚の写真よりも、裏面の目的・原材料欄・保証分析値の3か所が判断の材料になります。サーモンにはたんぱく質やEPA・DHAといった特徴がありますが、成分表の数値は生の切り身の値で、フードそのものの栄養は保証分析値やメーカー公式の情報で確認する、という区別を持っておきましょう。
「無添加」「ナチュラル」「グレインフリー」といった言葉も、条件や背景を知っていれば、安心感のイメージではなく中身で判断できます。アレルギー対策としてサーモンを考える場合も、ポイントは「その犬にとって新しいたんぱく源かどうか」で、判断は獣医師と相談しながら進めるのが確実です。
最初の一歩として、今お使いのフードの袋を手に取り、裏面の「目的」と原材料欄の先頭3つを確認してみてください。それだけで、サーモンのフードを選ぶときに何を比べればいいかがはっきり見えてきます。
※表示ルールや商品の仕様は変わることがあります。最新情報は各公的機関・メーカーの公式サイトでご確認ください。

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