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腐ったドッグフードはどう見極める?処分方法は?長持ちさせるための秘訣も解説!

腐ったドッグフードを愛犬に与えると起こりうるリスクや状態の見極め方を解説します。ドッグフードを長持ちさせる保存のコツも詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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愛犬の健康を守るためには、毎日のドッグフードの管理がとても重要です。

しかし、ドッグフードは見た目だけで傷んでいるかどうか分かりづらく、うっかり与えてしまうケースも少なくありません。

この記事では、腐ったドッグフードの見極め方や、安全な処分方法を分かりやすく解説します。

開封後のドッグフードをできるだけ長持ちさせる保存のコツも紹介しますので、愛犬に安心して食事を楽しんでもらいたい飼い主さんはぜひ参考にしてください。

腐ったドッグフードは危険!起こりうるリスクを解説

腐ったドッグフードの危険性について、以下のとおり解説します。

  • 嘔吐や下痢の原因となる
  • カビの中毒症状により発熱やけいれんを引き起こす
  • 免疫力の低下に繋がる

それぞれのリスクも具体的に解説しますので、愛犬の健康を守るための知識を取り入れましょう。

嘔吐や下痢の原因となる

腐ったドッグフードには、雑菌や微生物が繁殖している可能性が高いです。

愛犬が口にすると胃腸に負担がかかり、嘔吐や下痢といった消化不良の症状を引き起こすリスクがあります。

特に体力の弱い子犬や高齢犬は、脱水症状に陥るリスクもあるため注意が必要です。

腐敗の兆候が少しでも見られる場合は、与えないようにしましょう。

カビの中毒症状により発熱やけいれんを引き起こす

愛犬が腐ったドッグフードを食べてしまうと、カビの中毒症状により発熱やけいれんを引き起こすリスクがあります。

見た目には分かりづらいカビでも、「マイコトキシン」という毒素を生み出す種類のカビは危険です。

マイコトキシンの影響により、発熱、けいれん、神経障害などの重篤な中毒症状を引き起こすことがあります。

カビは特にウェットタイプのドッグフードや、密閉が不十分な保存状態で発生しやすいため、定期的にフードの状態を確認しましょう。

免疫力の低下に繋がる

愛犬が腐敗したフードを摂取することで、体内に毒素が蓄積され、免疫システムに悪影響を及ぼす恐れがあります。

結果的に感染症にかかりやすくなったり、慢性的な体調不良を引き起こす可能性もあります。

愛犬の健康維持のためにも、鮮度の管理と保存方法には細心の注意を払いましょう。

腐ったドッグフードを見極める方法

腐ったドッグフードを見極めるポイントは、主に以下のとおりです。

  • 賞味期限をチェックする
  • 保存方法を守れているか確かめる
  • 異臭や酸っぱいにおいがしないか確認する
  • 色や形状が変化していないかチェックする

押さえておくべきポイントをチェックし、ドッグフードの状態を判断するうえでの参考にしましょう。

賞味期限をチェックする

愛犬にドッグフードを与えるうえで、まず確認すべきなのは賞味期限です。

未開封のドッグフードでも、期限を過ぎたものは品質が劣化している可能性があります。

特に開封後は空気や湿気の影響を受けやすく、記載された賞味期限よりも早く傷むこともあるため注意が必要です。

開封日を袋にメモしておくと、管理しやすくなります。

保存方法を守れているか確かめる

愛犬の健康管理のためにも、ドッグフードの保存方法を守れているか今一度チェックしましょう。

ドッグフードは、直射日光・高温多湿を避けた冷暗所での保存が基本です。

保存状態が悪いと、期限内でもカビや酸化が進み、風味や安全性に悪影響を及ぼします。

密閉できる容器を使い、袋のまま保管する場合も空気をしっかり抜いて保管しましょう。

異臭や酸っぱいにおいがしないか確認する

腐ったドッグフードからは、ツンとした酸っぱい臭いや油の酸化臭がすることがあります。

開封時や与える前ににおいをかぐ習慣をつけると、異常に早く気づけます。

普段のフードと比べて「少しでも違う」と感じたら、安全のために与えるのを控えましょう。

色や形状が変化していないかチェックする

愛犬にドッグフードを与える前に、色や形状が変化していないか必ず毎回チェックしましょう。

ドッグフードに変色やカビ、油の浮き出しが見られたら要注意です。

また、ウェットフードの場合は分離や異常な粘り、パウチ内の膨張なども腐敗のサインです。

変化がわずかでも、食べさせることで健康被害が出るおそれがあるため、見た目の変化は慎重に判断することが大切です。

腐ったドッグフードを処分するときの注意点

腐ったドッグフードを処分する際は、まず愛犬が誤って口にしないよう、手の届かない場所にすぐに移すことが大切です。

特に異臭やカビがある場合は、ビニール袋に二重に包み、しっかり密閉してから可燃ごみに出しましょう。

液体状やウェットフードの場合は、排水口に流さず、新聞紙などに吸わせてから処分する必要があります。

また、腐敗の原因や保存状況を振り返り、今後の管理方法を見直すことも重要です。

腐ったドッグフードを処分した後は、使用していた容器も洗浄・消毒しておきましょう。

開封後のドッグフードを長持ちさせるコツ

開封後のドッグフードを長持ちさせるコツは、主に以下のとおりです。

  • 毎回小分けにして使う分だけ取り出す
  • 密閉容器で保存して酸化を防ぐ
  • 直射日光や高温多湿の場所を避けて保管する

ドッグフードをより長持ちさせられるポイントをチェックしましょう。

毎回小分けにして使う分だけ取り出す

開封後の袋を何度も開け閉めすると空気や湿気、雑菌が入り込みやすくなるため最初に1回分ずつ小分けにしておくと、品質の劣化を防ぎやすくなります。

フリーザーバッグや密閉パックを使って、冷暗所または冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

毎回使う分だけを取り出すことで、フードの鮮度を保ちやすくなります。

密閉容器で保存して酸化を防ぐ

ドライフードは空気に触れることで酸化が進み、風味が落ちるだけでなく、栄養価の低下や腐敗の原因になります。

密閉性の高い保存容器に移し替えることで、空気や湿気からフードをしっかり守れます。

パッキン付きのフードストッカーや専用容器の使用が効果的です。

特に夏場や湿度の高い季節は密閉保存が欠かせません。

直射日光や高温多湿の場所を避けて保管する

開封後のドッグフードは、日の当たらない涼しい場所で保管することが基本です。

高温多湿な場所では、フードが蒸れてカビが発生しやすくなり、腐敗のスピードが早まります。

キッチン下や窓際、車内などは避け、冷暗所を選びましょう。

また、温度変化の少ない場所に保管することで、フードの品質をより長く維持できます。

腐ったドッグフードを見極めるポイントを押さえておこう

ドッグフードが腐っていないかを見極めることは、愛犬の健康を守るうえでとても大切です。

賞味期限を確認するだけでなく、保存状態やにおい、見た目の変化にも注意を払いましょう。

保存容器の密閉性や保管場所にも気を配ることで、フードの鮮度を長く保てます。

日々のちょっとした注意が、大切な愛犬の体を守る第一歩です。