ドッグフードは機内持ち込みできる?持ち運び時の注意点も解説

愛犬との旅行を計画していると、「ドッグフードは機内に持ち込めるの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
ドッグフードの持ち込みについては、航空会社や国際線・国内線によって細かなルールが異なります。
この記事では、ドッグフードを飛行機に持ち込む際のルールや注意点、安心して運ぶためのポイントをわかりやすく解説します。
愛犬との旅を快適に楽しむために、事前の準備をしっかり整えておきましょう。
ドッグフードの機内持ち込みは基本的に可能だが航空会社によって異なる
ドッグフードの機内持ち込みは基本的に可能ですが、具体的な取り扱いは航空会社ごとに異なります。
一般的に、乾燥タイプのドライフードは密閉容器に入っていれば問題なく持ち込めますが、ウェットタイプや液体状のフードは液体制限(100ml以下の容器・1Lのジッパー袋)に該当するため、注意が必要です。
また、国際線では渡航先の動植物検疫や輸入規制により、持ち込み自体が禁止されていることもあります。
心配な場合は、利用予定の航空会社や渡航先の大使館、動物検疫所などに事前確認することが大切です。
ドッグフードを機内に持ち込む方法
ドッグフードを機内に持ち込む方法は、種類によってそれぞれ異なります。今回は、ドライフードとウェットフードそれぞれの場合について解説します。
ドライフードの場合|密閉容器に入れて手荷物として持ち込むのが基本
ドライフードは液体物に該当しないため、多くの航空会社で機内持ち込みが可能です。
持ち込む際は、においが漏れないよう密封できる容器や袋に入れておくのがマナーです。
開封済みの袋よりも、チャック付き袋や専用の保存容器に移し替えると安心です。
量の制限はありませんが、あまりに大量だと税関で確認される場合があるため、必要な量に留めましょう。
ラベルがある市販品であることも、スムーズな通過のポイントです。
ウェットフードの場合|液体の容量制限に注意して小分けにする
ウェットフードは、液体物として扱われるため、100ml以下の容器に入れ、1リットル以内のジッパー付き透明袋にまとめる必要があります。
複数個持ち込む際は、この制限を超えないよう注意が必要です。
缶詰やパウチタイプは、そのままだと容量オーバーになることがあるため、小分けするのがおすすめです。
保冷が必要なタイプは機内での保存が難しいため、保冷バッグを利用するなどの工夫も必要です。
心配な場合は、手荷物ではなく預け荷物に入れる選択も考えましょう。
ドッグフードを機内持ち込みするときの注意点
ドッグフードを機内持ち込みするときは、下記3つのポイントに注意する必要があります。
- 密封容器に入れて持ち運ぶ
- 入国先の動植物検疫ルールを事前にチェックする
- 愛犬の食事スケジュールを考慮する
それぞれのポイントに目を通し、思わぬトラブルを防ぎましょう。
密封容器に入れて持ち運ぶ
機内ではにおいや粉末の飛び散りなどが他の乗客の迷惑になることもあるため、ドッグフードは必ず密封できる容器やチャック付きの袋に入れて持ち込みましょう。
特にドライフードは開封済みの袋のままだと、密閉性が不十分な場合があります。
タッパーや真空パックなど、しっかりと密閉できるものに移し替えると安心です。
におい対策をしておくことで、機内でのトラブルを防ぐことができます。
入国先の動植物検疫ルールを事前にチェックする
国際線を利用する場合、入国先によっては動物用食品の持ち込みが禁止されていることがあります。
たとえ未開封の正規品であっても、原材料に特定の肉や穀物が含まれていることで没収される可能性もあるため、事前に検疫所や大使館の情報を確認しておきましょう。
場合によっては、現地でフードを調達する方が安心です。
愛犬の食事スケジュールを考慮する
飛行機の搭乗中は給餌や水分補給が難しい時間があるため、フライトの前後で無理のない食事スケジュールを立てておくことが大切です。
あらかじめ決まった時間に食事を与えている犬であれば、空腹やストレスを最小限に抑える工夫が必要です。
移動時間が長い場合は、消化に良いフードを選ぶのもおすすめです。
搭乗直前の食事は避け、体調管理にも配慮しましょう。
ドッグフードの機内持ち込みに関してよくある質問
最後に、ドッグフードの機内持ち込みに関してよくある下記の質問に回答します。
- 海外から日本へ輸入できないドッグフードはある?
- 日本から海外へ持ち込めないドッグフードはある?
- 愛犬と一緒に飛行機に乗ることは可能?
記事で触れていない内容についても、参考情報として目を通しておきましょう。
海外から日本へ輸入できないドッグフードはある?
日本では農林水産省による動物検疫の規定があり、特に「牛・羊・豚由来の原材料」を含むドッグフードは、出発国によっては持ち込み禁止または事前申請が必要です。
また、未開封であっても原産国の衛生状況により持ち込みできないケースもあります。
対象外のフードは空港で没収されることもあるため、事前に動物検疫所のサイトなどで確認しましょう。
申請や証明書が必要な場合もあるので、準備は早めに行うのが安心です。
日本から海外へ持ち込めないドッグフードはある?
国によっては、動物性たんぱく質や特定の添加物を含むドッグフードの持ち込みを禁止していることがあります。
たとえば、オーストラリアやニュージーランドでは、ドッグフードのほとんどが持ち込み禁止または申請制となっています。
渡航先の検疫ルールは各国の政府機関や大使館のサイトで確認できるため、必ず事前に調べておきましょう。
知らずに持ち込むと、罰金や廃棄の対象になることもあるため注意が必要です。
愛犬と一緒に飛行機に乗ることは可能?
愛犬と一緒に飛行機に乗れるかどうかは、航空会社や路線によって条件が異なります。
客室内に同伴できるか、貨物室での預かりになるかはペットのサイズや重量により決まります。
事前予約が必要で、キャリーバッグの大きさや素材にも指定があるため、航空会社の公式サイトで詳細を確認しましょう。
また、ペット同伴可の便数は限られているため、早めの予約と準備が重要です。
ドッグフードを機内に持ち込む前に航空会社へ確認しよう
ドッグフードは基本的に機内に持ち込むことが可能ですが、ドライフードとウェットフードで取り扱いルールが異なります。
密封容器に入れる、におい対策をする、液体制限を守るなど、周囲への配慮とルールの確認が大切です。
また、渡航先によっては検疫上の理由で持ち込みが制限される場合もあるため、事前に公式情報を確認しておきましょう。
愛犬の食事スケジュールや体調にも配慮し、安心して移動できるよう準備することが快適な空の旅につながります。